資産運用を考える中で配当目的の個別株を持っていきたいと思い出したが、
銘柄を選定するには決算書が読めないと判断できないわけで。
そんな中で「80分でマスター! ガチ速決算書 入門」(著:金川顕教)を読んでみました。
決算書の内容がわかるようになりたい
資産運用の中で株式投資は多くの人が興味ある分野だと思いますが、やっぱり損はしたくないしそもそもどうやって選べばいいかもわからないですよね。
私は積立ニーサでインデックス投資は始めていたものの個別株はどうやって選べばいいかもよくわからず、やっていませんでした。
しかし、会社を辞めることにして改めて思ったのは給与所得の安心感はすごいということ。
逆に言えば、給与所得が途切れることへの不安感が今は大きくなっています。
こんなとき月々1万円でいいから不労所得があったら少しは不安も減るのになぁと思いだしたことから、個別株への興味が高まってきました。
しかし、購入した会社が倒産してしまい結果損した、なんて事態にはなりたくない。
インフルエンサーの発信した情報を信用して購入するのも抵抗がある。
やっぱり、自分自身で判断できるだけの知識が必要だし、ほしいと考えました。
その知識の一つが決算書が読めるようになるということです。
いろんな人に需要がある知識
私は投資目的でこの本を読みましたが、決算書の内容が理解できるという知識は色んな人に需要がありそうです。
特にビジネスパーソンの方は役に立つでしょうね。
経営者はもちろん、従業員の方(経理担当以外の方も)や、あるいはこれから社会に出る学生の方なんかにもいいと思います。もちろん私みたいに株式投資してみたい人なんかは必須ともいえるのではないでしょうか。
著者が伝えたいこと
冒頭と巻末にもでてくるのですが著者の金川さんが伝えたいことのキーワードとなるのが「数字に強くなる」ということでした。
数字力という表現をされていましたが決算書を読めるようになるというだけでなくこの本を通して数字力を高めることで読者のビジネスパーソンとしての質を向上させてほしいという思いが込められていました。
感想
タイトルに入門と書いてある通り丁寧に解説されていて読みやすいです。
面白いのは例として実際にある企業の決算書を使用して書かれているので読み手としてもイメージが湧きやすく興味を持って読めるところがよかったですね。
私は一時、簿記3級の勉強をしていたので複式簿記のイメージが比較的容易でしたが、まったく予備知識ゼロだと多少抵抗があるかもしれません。
あと、私は80分では読み切れませんでした(笑)
実際に決算書を見るときに「これは何を意味しているのだろう?」と疑問を持ったときはこの本を見返せば疑問は解決できると思います。
目的の株式投資での企業分析のための基本知識としては十分に学びのある本でした。
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